社協職員日記

2014.03.12

もしもに備える3つの講座

松阪市第三地域包括支援センターでは、2月から3回シリーズで介護教室として「もしもに備える3つの講座」を開催してまいりました。
講座には飯南地域にお住まいの30代~80代の方まで幅広い年代の方が参加してくださいました。

家族に介護が必要となったとき、日頃のストレスがピークに達したとき、自分磨きをしたいとき、そんなときあなたはどうしますか?そんなときの備えを知ってもらい、「もしも」に直面したときのヒントにしていただければと思っております。

今回は、3つのテーマに分けて開催したのですが、
まず1つ目は介護面の備えとして日本赤十字社三重県支部より講師先生をお招きし、「オムツ交換の方法」、そしてリラクゼーションとして「ハンドケア」を学びました。
はじめに、参加者同士の交流も兼ねて2人1組になってもらい、お互いのハンドケアをしていただきました。指先から肘までをボディクリームを使って丁寧にマッサージ。今の乾燥時期はハンドクリームを使うことも多いと思いますが、じっくり丁寧にマッサージをして・・・という方はなかなかいませんよね。今回はじっくり時間をかけてマッサージの仕方も講師先生より教えていただきながらしていただきました。人にしてもらうというのも相手の温かさを感じながら癒しの効果もあり、とてもリラックスした時間を過ごしていただくことができました。

4acad5d8

その後、和んだ雰囲気に中、「オムツ交換の方法」について学びました。これも2人1組になって介護する側、される側を体験していただきました。体験では、市販の紙オムツを使っていただきましたが、紙オムツも使い方ひとつでしっかりと尿漏れを防げるということがよく分かりました。「漏れないように」とついたくさんパットを使用してしまったり・・・そんな話しも聞きますが、これは介護される側にとっては、とても苦痛なこと。パットを何重にも巻かれたオムツの中は温度が上昇し、大変寝苦しい状況を作ってしまいます。結果、夜間眠れない、オムツ外しを繰り返す、という悪循環を作っていたのですね。「尿漏れの後片付けが大変!」⇒「たくさんパットをあてる」は結局は介護する、される側双方にいい結果を生まないのですね。介護される側がいかに快適に過ごせるのかが重要なことが分かりました。今回オムツを巻かれる体験を通して、やはり体験であっても少し恥ずかしいという気持ちがあり、実際に介護される方はもっと恥ずかしい気持ちになるのだろうと身をもって感じました。

21e90ad0

つ目は、こちらも介護面より「介護食ってどんなもの?」というテーマで介護食の調理実習をしていただきました。今回のメニューは(1)ふわふわ海老カツ、(2)小松菜なめたけ和え、(3)かぶのポタージュ、(4)いちごの寒天よせ。参加者の方からは「介護食ってペースト状のものを想像していたけど、本人の咀嚼や嚥下機能に応じて食事の形態も変えればいいんやな。」「介護者の負担にならないように、冷凍やミキサー、電子レンジをうまく利用したらいいんやな。」という声が聞かれた。調理したものはその後皆さんで試食していただきました。
すると「みんなで食べるとおいしく感じる。要介護者もひとりで食事するのではなく、できるだけ家族と一緒に食べられる環境を作るのも大切なんやな。」という感想が聞かれ、とても印象的でした。

14afdcca

3つ目は、自分磨きをテーマに資生堂販売株式会社中部支部よりビューティーセラピストの方々を講師先生としてお招きし、「おしゃれ教室」を開催。
部屋に入ったとたん、リラクゼーションのオルゴールの音をBGMに、机に並べられた化粧道具の数々。「化粧するの?」と少し不安げに部屋に入ってみえた参加者さんもみえましたが・・・・・。
実際、教室が始まってみると、「こんなにじっくり化粧水つけたことなかったわ。」「きれいになれた気がする。これからも化粧するようにするわ。」などという声も聞かれ、終始笑い声が絶えることなく、いつもと違う自分に変身していただきました。

b2b05820

化粧道具を持つことで、腕力を使い、老化防止にもなるという説明もあり、「化粧で若返る」というほかにも介護予防にも繋がることが分かりました。
「おしゃれ教室」開催翌日、参加者の方とお話する機会があり、「夫にいつもと違う。きれいや。」「時間をかけて、また化粧道具もお金をかけて丁寧に化粧する時間も大事なんやな。」と言われたという声を聞かせていただきました。

今後も実際介護される方やその可能性がある方等を対象に、介護についての教室を開催できればと思っております。

ページの先頭へ戻る